20200329 今の気持ちを書き留めておこう

アウトプットは、何かわかったことや理解できたことが無ければ意味がない、と思っていた節があったけど、今のこの、明確でもなく定着してもいない自分の気持ちについて書き留めておくことは、先になってなにか考える元になる予感がしたので書いておく。

 

1、主体性

主体性、主体的な行動の重みが大きくなっていると感じる。なぜなら主体的に動くかそうでないかによって、大きな違いが生まれるからだ。そうすると、2つ大切なことがあることに気づく。

1つは肝が座っているかどうか。主体性には責任が伴う。うちの奥さんを見ていて思うが、責任を取る覚悟があるひとだけが、自分で決断し行動することができる。失敗を受け入れる勇気と言い換えることができるかもしれない。

2つ目は問いの大切さだ。いま、あらゆる正しさになんらかの理由が与えられているように見える。わたしたちは数ある正しさのなかから、好き嫌いで選ぶことができてしまう。新型コロナウイルスの検査をより多く行う正しさもあるだろうし、行わない正しさもある。軽症者を自宅療養とする正しさもあるだろうし、なんらかの施設で隔離する正しさもあるだろう。いますぐ首都封鎖をする正しさもあるだろうし、そうしない正しさもある。このような、なにを選んでも賛成と反対の両論がある状況は、どんな分野においてもこれからも続く。このとき、どのような問いを立てるかこそが問われる。答えは自動に出る時代になりつつある。時代に、相手に、状況に、自分に、組織に、社会に、思考に、なにかに深く刺さる問いが、答えの重みを、強度をもたらす。だから問いを立てることの練習をする必要があるだろう。そしてさらに一歩進めるなら、問いのバリエーションを豊かにするのは編集の技術ではないだろうか。

 

2、誠実さ

端的にいって、嘘をつかない、ということの価値が増していると感じる。信頼がより重要視される社会に変化していると思う。というか、誠実であることが一番コスパが良い。うまくやろうと思って無理をしたり隠したりすると、結局分かってしまう世の中になっている。

いろんなレベルで同じような状況になっているけど、わかりやすいのは仕事のプロジェクトだ。プロジェクトメンバーの企業がどこかで無理をすると、無理を通すために無理を重ね、結果に負を負わせてしまう。だからわたしの仕事はプロジェクトの透明性を保つことで、納得感のある進捗をマネジメントすることだ。それぞれの正直さを引き出していけば良い。

一方で、信頼は期待からあふれた余剰だと思う。期待に応えていない余剰は価値のないパフォーマンスだ。だから実力を、中身のある技術を身につける必要がある。その誠実さを土台にした余剰に、相手は信頼を感じるのではないか。

 

以降はまた明日。